開催日時等
- 2021年3月3日(水) 配信開始12:45、開演13:00 - 15:00
- 開催方法:SPACビデオE会議室(ZOOM)+YouTubeのオンライン配信
- 主 催:(一財)衛星測位利用推進センター
- 参加費: 無料
プログラム
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第1部 招待講演 13:00~13:30
◆DX時代におけるG空間センターの役割と測位と衛星画像技術の融合への期待
講演者:東京大学空間情報科学研究センター 教授 関本 義秀
第2部 SPAC報告 13:30~15:00
- GNSS最新動向-国内外で行われた学会、ワークショップなどから
報告者:SPAC 海外事業統括部長 桜井 也寸史- 欧州はこの一月にガリレオ第二世代の整備に着手、米国ではNew Spaceから低軌道小型衛星群によるGNSSが提案されています。我が国はいよいよ電子基準点網を用いた高精度測位補強サービスの海外展開に乗り出します。一方、スマホでは2周波利用で50cm精度を出すアプリや3Dマップによりマルチパスを除去するアプリが登場しました。今年度、国内外で行われた学会、ワークショップなどからGNSSに関わる最新のトピックスをご紹介します。
- ISO標準化活動の進捗報告
報告者:SPAC 技術開発部長 浅里 幸起- 測位技術は急速に進歩し、技術標準が変わっています。2020年秋期のISO TC20/SC14/WG1では、陸・海・空・宇宙における衛星航法の安全についての議論があり、米国代表が、TC20は衛星利用について他の国際標準化委員会に対し、リーダーシップを持つべきだとのコメントを発し、参加者のコンセンサスとなりました。これに基づき、衛星測位に関して、現在6つの国際標準規格の開発が進んでおり、その内容と進捗を報告します。
- 受信機の最新動向
報告者:SPAC 国内事業統括部長 松岡 繁- 衛星測位受信機として低価格な準天頂衛星補強信号CLAS,SLAS対応受信機とRTK測位受信機が販売され、色々な分野で利活用が進んでいます。さらに2周波受信が可能な受信チップの開発・販売の他、世界では2周波(L1/L5)対応スマホも出現、高精度測位の利用環境が拡大しつつあります。今後の受信機の動向について報告します。
- プライベートシステムとしてのCLARCSの未来
報告者:SPAC 専務理事 三神 泉- 2021年4月1日付で、SPACは(一財)宇宙システム開発利用機構(JSS)と合併します。そのテーマは、宇宙技術をさらに身近に利活用する新しい応用分野の開拓にむけた、衛星画像を含む画像情報と衛星測位情報の融合です。SPACが開発し改良を重ねて来たCLARCS(CLAS-based RTK Correction System)は、現在複数のユーザが各事業の社会実装に向けた実証実験を実施中で、安価で使いやすいプライベートなインフラとして各事業を支えていく予定です。また、画像情報と測位情報の融合の先駆けとして、CLARCSとカメラ画像を用いて対象物の座標同定を行うアルゴリズム(特許出願準備中)が開拓する衛星測位の精度向上やスマート農林業等への応用を含め、本格的な社会実装段階を目前にしたCLARCSの未来について紹介します。
講演動画配信
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